地方の金持ち老人を狙う強盗の増加。そしてさらなる新手の手口は「老老介護」ならぬ「老老詐欺」だ。

振り込め詐欺の認知件数・被害総額

福井県警勝山署が摘発した振り込め詐欺グループはメンバーの最高齢が78歳、一番若いのが62歳。なんと平均年齢が68歳だった。

「グループは今年4月、勝山市の70代の女性宅に電話をかけ『個人で株を購入する権利に当選したので名義を貸してほしい』と持ちかけ、後に『国税の査察が入り解約するので300万円を送るように』と偽って現金をだまし取ろうとした疑い。女性が現金を用意するため融資を受けようと訪れた金融機関が詐欺に気づき、警察に通報したため検挙に至った。女性は、電話の声がお年寄りで親切そうだったため、すっかり信用したと言っていた」(捜査関係者)

手口は巧妙化の一途だ。

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