控え選手がよくないとチームは強くならない

手倉森監督にはひとつの信念がある。

2005年、当時J2ベガルタ仙台でコーチンングスタッフだった手倉森氏が、下部リーグで戦う若手選手に常にこう言い聞かせたという。

「控え選手が強くないと、チームは強くならない」

レギュラーを固定すると、試合に出られない選手はだんだんと腐っていく。そんな選手が出ないよう、控え選手がいつでも出られる準備をするよう促し、積極的に控え選手を起用した。

そのことで、チームにまとまりが生まれ、チーム力が底上げされる。

それはU-23日本代表においても同じだ。

コロンビア戦でも、前の試合ナイジェリア戦の疲労具合などコンディションを考慮し、選手交代を含めてある程度、選手を入れ替えながら戦うことが予想される。

手倉森監督のブレない采配が、チームを勝利に導く。

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