創造的な人生を送りたいなら、過去を振り返るな

2011年10月にこの世を去ったスティーブ・ジョブズは、創業したアップルを時価総額世界一の企業に育て上げた名経営者である。マーケティングコンサルタントの橋本哲児はそのジョブズの関連書籍などから1300ものコメントを抽出し、生き様や経営手腕の分析を行った。

とくに人生の指針として橋本が最も重要だと考えているのが、「創造的な人生を送りたいと思うなら、あまり過去を振り返るのはよくない。自分がしてきたこと、自分という人間をそのまま受け入れ、それを捨て去らなければならないのだ」(『スティーブ・ジョブズI』)である。

ジョブズは恵まれた生い立ちではなかった。生後間もなく労働者階級の家庭に養子に出された。無名の大学に入ったが、1年も経たずに中退。禅の修行に打ち込んだこともある。