女性を封じたから急成長できた!?

──日本の女性はどう社会進出を遂げてきたか。経済成長との関わりは?

近代化を迫られた明治期や高度成長期には、国や企業は競争力を急激に高める必要がありました。組織や価値観は画一化したほうが効率がいい。そこで女性の社会進出を封じ「男は仕事、女は家事・育児」と分業して乗り切ったのではないでしょうか。

男性のサポート役だった女性が表舞台で輝く。なでしこジャパンの活躍は象徴的だ。

そうした中でも、医師や学者や飛行士など、幾多の障壁を乗り越え仕事に就いた女性はいました。その存在が社会的に認知されることで、徐々に女性の働く道が切り拓かれてきました。