予算も、時間も限られている中で、経営陣にアイデアを売り込むのは至難の業だ。それでも、「言い方」次第で勝率が高まる場合がある。彼らが気にしているテーマに結びつけ、「ツボ」にはまるように話すコツとは。

 

企業内で語られる「3つの永遠のテーマ」

自分のアイデアを社内で使われている言葉(レトリック)に合わせて伝えることは重要だ。ミュージシャンには音楽のキーの違いを聴き分ける耳が必要なように、企業の幹部には企業コミュニケーションにおける3つの永遠のテーマ──「イノベーション」「効率」「有効性」──を見分ける能力が必要だ。その能力を使って、自分の会社ではどのテーマが支配的かを見極め、アイデアの伝え方をそれに合わせなくてはいけない。人々の関心の持続時間が短く、予算が厳しい時代には、組織で使われているレトリックのキーに合わせてコミュニケーションを取ることは、自分のアイデアを通したいと思っているすべての人にとって重要な戦術だ。