▼健康な今から備える、3つの大事なこと▼
【1】正確な情報を探す力をつける
ネットなど洪水のような情報の中で、科学的根拠のある情報なのか見極める力を備える。1日やそこらで身につく力ではないから、健康なうちから始めよう。
【2】寄り添ってくれる人との人間関係
いざというとき欲しいのは励ましではなく、否定せず受け止めて寄り添ってくれること。そういう人と人間関係が築けているか、考えてみよう。
【3】経済面の備えを始める
治療費はがんの種類・ステージによってさまざま。経済的な理由で治療が継続できない、ということが現実に起こってくる。備える気持ちが重要だ。
NPO法人愛媛がんサポート おれんじの会理事長 松本陽子
1965年、愛媛県生まれ。19歳のとき父親をがんで亡くし、自身もNHK松山放送局に勤めていた33歳のとき子宮頸がんを経験。2008年、がん患者・家族会「おれんじの会」を設立。患者力の向上を目指す。厚生労働省の緩和ケア推進検討会構成員。
1965年、愛媛県生まれ。19歳のとき父親をがんで亡くし、自身もNHK松山放送局に勤めていた33歳のとき子宮頸がんを経験。2008年、がん患者・家族会「おれんじの会」を設立。患者力の向上を目指す。厚生労働省の緩和ケア推進検討会構成員。
(鈴木優子=構成 本野克佳=撮影)