(4)たかがスケジュールと侮るな。“情熱”はここに表れる――(4-a)プロジェクトのスケジュールを、ガントチャート等で示す。企画がまだ決裁されていなくても、スケジュール案を示せば、「自分は先の先まで考えている」というアピールに。具体的であるほど本気度は伝わる。
(4-b)収支をシミュレーションした事業計画をつける。売り上げ予想が“鉛筆舐め舐め”になるのは致し方ないが、大切なのはコスト。リスクマネーが不明だと、決裁者は判断を下しにくい。いくらかかるか、はっきり示す。
(4-c)プロジェクトの実行体制を示し、ゴーサインが出ればいつでも動けるとアピール。ポイントは、自分を責任あるポジションに置くことだ。こうすることで、この企画に懸ける不退転の決意を伝えることができる。
(ボストン コンサルティング グループ パートナー 平井陽一朗=教える人)