内定取れ子さん
▼気配りができる
研究室や部室の掃除、次にやることの準備などの雑務を、指示される前にできる。気働きができるため、先輩や顧問・指導教官の覚えがめでたい。
▼将来像が明確
やりがい、給料、労働時間、転勤の有無などの企業に求める条件とそれぞれの条件をどこまで譲歩できるかが、はっきりしている。
▼口が達者
準備に時間をかけなくても、ある程度話術でゼミや授業の発表を乗り切れる。人前に立つ場数を踏んでいる。
▼受験や部活に打ちこんだ経験がある
受験であれば一般受験で大学に入学、部活動で大きな大会を経験など“ここ一番”に向けて努力したことがある。
内定ナシ夫くん
▼AO・推薦組
真面目にコツコツと勉強を頑張ったが、飛び抜けてできる教科や興味のある学問がない。大きな目標がなく、目の前の課題を地道に処理する。
▼学校名を鼻にかけている
プライドが高すぎて、中小企業を受けようともしない。周囲の目ばかりを気にするため、みすみすチャンスを逃す。
▼“リア充”ではない
研究、サークル、運動部、バイトなど充実した学生生活を送っていないため、面接で話すエピソードがない。要領が悪いので、就職活動と授業の両立ができない。
▼働くイメージが湧いていない
“仕事”について具体的なイメージを描けていないため、業種・業界や働く上での条件などを絞れない。
(遠藤素子=撮影)