9月25日、最新iPhone「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」が発売された。11月には大きくなったiPad「iPad Pro」も控えている。今年のアップルの新製品はどこが注目点で、今までと何が違うのか? 分かりやすく解説します。
2015年9月25日、日本を含む世界12カ国で最新iPhone「iPhone 6s」が発売された。
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iPhone 6s(左)と、iPhone 6s Plus(右)。9月25日に発売された
2008年に「iPhone 3G」が発売された時には事前予約もなく、発売当日に並ばなくてはいつ入手できるか分からないということもあって徹夜の行列ができた。その後予約が可能になったらなったで予約のための行列、当日販売分を購入するための行列。iPhone発売日の行列はある種のイベントのようになっていたが、2015年は静かなものだった。
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9月9日、サンフランシスコで行われたAppleのスペシャルイベントに登場したティム・クックCEO
なぜ行列ができなくなったのか? 別にiPhone人気が落ちたというわけではなく、インターネットでの事前予約が中心になったというのが真相だ。慌てて並ばなくても買えるようになったことに加え、それまで最も長い行列ができていたAppleStoreが、「発売当日は事前予約した人にしか売らない」という方針に切り替えたのが大きかった。
そのiPhone 6sが発表されたのが、それに先立つ2015年9月9日(日本時間で10日午前2時)に、米国サンフランシスコで行われたアップルスペシャルイベントだ。
このイベントは世界に向けたアップルの新製品発表会であり、ここ数年は毎年秋に開催されている。今回(2015年)の特徴は、iPhone 6sのみならずiPhoneを中心とした製品群すべてに言及され、各ジャンルで新製品の投入が発表されたことだ。