【5】疲れたら、無理せず昼寝なさいます

よく昼寝される方がいます。毎晩の睡眠が4時間、5時間という短めの方はとくにその傾向があります。

日中に眠くなると、自宅に戻って寝ることもあれば、最寄りの高級ホテルに部屋をとることもあります。出張中は移動の疲れもあるので、たいていホテルで昼寝されます。

あるお客様はジャンクフードがとてもお好きで、車で移動中などに「ハンバーガーが食べたい」「コンビニのおでんが食べたい」と言われることがあります。運転手や私どもが買ってきて差し上げると、車内で食べるのは味気ないというので、ホテルに部屋をとります。1000円もしない食事のために数万円の部屋代を払うわけです。お腹を満たしたあとは、そのまま2時間ほど昼寝をなさいます。

「ちょっと疲れたな」と感じたら、すぐ休憩されます。ときには3日3晩、不眠不休で事業計画を練るなど超人的な働き方ができる一方で、「気分が乗らない」と感じたら無理することはありません。

疲れたら寝る、眠くなったら寝ると、猫のように気まぐれなところがあるのも大富豪の特徴です。

【6】勉強は、いたしません

大富豪は帰宅すると、家族との団欒を楽しみ、リラックスされている方がほとんどです。仕事を持ち帰ることもなければ、勉強することもありません。そもそも大富豪は、ほとんど勉強なさいません。勉強嫌いというより、必要性を感じていないのです。

たとえば、これから外国企業との仕事が増えるとわかっても英語の勉強はなさいません。その暇があればすぐにビジネスをスタートし、「英語なんてそのうち身につくさ」と楽観的に考えています。

「若い頃は仕事の専門書をよく読んだ」と聞くこともあります。読書家もいますが、自己啓発書などは一度も開いたことがない方がほとんどでしょう。大富豪が書斎で開く本で、意外に多いのがお知り合いの著書です。目を通し、私どもが御礼状を代筆します。