解決POINT
【1】1回目の「なぜ」で大骨を入れる
問題の要因は何か。1回目の「なぜ」で大骨(1)に記入する。迷ったらマーケティングの3C(市場・顧客、競合、自社)、4P(製品、価格、流通、PR)などのフレームワークを使って考えてみるとひらめきやすい。
【2】「なぜ」を続け、中骨、小骨を入れる
なぜ大骨(1)は発生するのか。その要因を中骨(2)に入れる。中骨(2)の要因を小骨(3)に入れて、「なぜ」を繰り返す。因果関係を正しくとらえているかどうかは「小骨(3)だから中骨(2)である」とさかのぼっても成立するかを確認するとよい。
【3】問題の根本原因を突き止める
集まった要因から対策すべき「真因」を突き止める。「効果」と「実現性」の点から見つける。例題では(3)の3つを真因と判断。対策を実施しても問題が再発する場合は真因探しに失敗している。ポイント2に戻り、「なぜ」が足りない部分はないかチェックしよう。
(森本真哉=撮影)