そもそも著者の子息の上場ベンチャー社長を経由して企画されたという本書だが、「エネルギー偏差値30の私にもわかるように」という担当編集者のひと言が、執筆時の指標となった。

岩瀬 昇(いわせ・のぼる)
1948年、埼玉県生まれ。東京大学法学部卒。71年三井物産入社。2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。14年6月退職後、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として後進の育成や講演・執筆活動を展開する。

「そもそも日本では、エネルギーについてあまり知らない人がマジョリティなんだと改めて気づきました。今は個々人の専門領域が細分化されている時代ですから、自分のエリアを少しでも外れるともうわからなくなる。だから、メディアの情報を見聞きして『そんなものか』と思い込んでいるのかもしれませんね」

(石橋素幸=撮影)
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