お坊さんの本がたくさん出回り売れる理由は?

ライフネット生命会長兼CEO 出口治明氏●1948年、三重県生まれ。京都大学卒業。日本生命退職後、戦後初の独立系生保ライフネット生命を設立。2013年から現職。『仕事に効く教養としての「世界史」』『早く正しく決める技術』ほか著書多数。

お坊さんの書いた本がよく売れています。

そもそも、信仰者を増やす布教活動は、どの宗教にとっても最重要の活動のはずです。ところが日本の仏教界は、江戸時代に檀家制度が成立すると、その上にあぐらをかいて、長らく布教活動にあまり力を入れてきませんでした。

しかし、近年は檀家が減る傾向にあり、お寺の経営も盤石とはいえません。お坊さんが本を書いたり公的な発言をしたりするのは、そういった背景があるからだと思います。