違いはポテンシャルではなく心構えにある。人材育成のプロたちが説く、いまもこの先も活躍できる人の条件とは。

目指すべきは「タモリ」のポジション

●解説者:井上 和幸

昨年終了した「笑っていいとも!」におけるタモリさん。そんな人材になれれば引く手あまたです。同番組には月から金という枠で毎日5~6人ずつ、旬の芸能人がレギュラーとして出演。タモリさんは彼らを束ねる立場でした。

芸能人にも流行り廃りがあります。実際の人選は番組統括のプロデューサーが行っているはずですが、タモリさんが場を仕切り、彼らの力をうまく引き出しながら番組をつくりあげていたのは確かです。「笑っていいとも!」という場をうまく使い、自分の価値を発揮していたのです。その役割をビジネスの場面に置き換えると、プロジェクトリーダーやディレクターとなるでしょう。

なぜタモリさんのような力が重要なのか。背景にあるのがやはり変化です。変化が激しい時代、いつも同じメンバーで成果が挙げられるとは限りません。むしろ目的に合わせて、その都度最適なメンバーを機動的に組み合わせる力が重視されるようになっています。