「まぁこれでいいか」と選んだ服、靴、鞄、何気ない「悪癖」が、知らず知らず信頼を損ねているかもしれない――。劇作家・演出家の竹内一郎さんが伝授する。

脳から遠い場所に人の本質が出る

「信頼される見た目づくり」は、服に気を使えば一丁上がり、というわけではない。

「“なくて七癖”という言葉があるように、誰にでも7つ以上の癖があります。貧乏ゆすりやため息など、癖は動きと関係しているものが多いのですが、発生源のひとつにストレスが考えられます。ストレス発散のための癖は、人から見ると、たいてい落ち着きがないものです。落ち着きがないのですから、当然、信頼される見た目からは遠くなります。変な癖は直したほうがいいですよ」