過去と現在しか見ない人は将来を見失う

変化の重要性と必要性についての1つ目の名言は、元米国大統領のジョン・F・ケネディが1963年に行ったスピーチの中の言葉です。

「変化とは人生の法則である。過去と現在しか見ない人は、確実に未来を見失う。」

毎年咲き誇る桜の花のように、変化とは普遍的なものです。私たちには、それを止めることも、コントロールすることもできません。大切なのは、それをいかに受け止め、対応するかということ。つまり、過去や現在に固執するのではなく、訪れる機会を楽しみに待つことです。

昔から保守的で進化の遅い業界であると見られている生命保険において、デジタル化は課題と機会の両方を生み出しています。

今日のお客さまは、ウェブサイト、コールセンター、コンサルタントとのビデオチャット、従来からの対面相談など、その時の自分にとって適切な手段を通じてアドバイスを受け、商品を購入したいと考えています。そして保険会社が自分のニーズを予測し、自分に合ったソリューションを提供することを求めています。さらに、自分たちが受けた対応について、ソーシャルメディアで共有することにも抵抗がないようです。

デジタル時代の消費者は、自分たちのデジタル生活の大部分を構成するブランドを信頼する傾向が強まっています。これは、米国の市場調査結果ですが、もし保険をGoogleやApple、PayPal、Amazonと言ったデジタル企業が販売するとしたら、70%近くの消費者が購入することを検討すると回答していることからも明らかです。

技術が急激に進歩し、顧客パワーが強まっている世界において、私たちは保険販売から保険金請求まで、保険ビジネスのあらゆる側面をこのような流れに適応させるべく迅速に行動し、デジタル消費者のニーズに応え続けていく必要があります。