買収時期は当初予定より遅れているが、パナソニックは三洋電機を買収し、子会社化する。両社の本社は徒歩でも15分程度の距離にありながら、これまでは「近くて遠い隣人」などといわれていた。

経営不振が深刻化していた三洋電機は、子会社だった三洋電機クレジット(現GEフィナンシャルサービス)を手放し、携帯電話事業は437億円で京セラに売却。一方で三洋電機はリチウムイオン電池で世界首位、太陽電池も手がけ、ハイブリッド車など環境車用電池では独フォルクスワーゲンと提携関係にある。パナソニックは、その三洋電機の電池事業を取り込み、売上高でも日立製作所を抜き、電機業界トップに躍り出る見込み。

(ライヴ・アート=図版作成)