グローバル化、業界再編、リストラ……、企業を取り巻く環境は激変している。ライバル会社はどうなっているか、徹底レポートする。

大丸東京店の人員は5分の1に縮小

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【流通・外食】年収、平均年齢、従業員数

セブン&アイHDがイオンに売上高で抜かれた時点で発表するようになったのが、およそ10兆円という、世界のチェーン全店売上高。そのセブン&アイHDを見れば、伸びるコンビニ、縮小するスーパー・百貨店・外食という近年の流れがはっきりわかる。

2009年度から12年度にかけての4年間に限っても、セブン-イレブン・ジャパンらのコンビニ部門の従業員が4000人以上増えたのとは対照的に、スーパーは約1400人、百貨店は870人、外食は330人、それぞれ減少している。当然、人件費総額もコンビニ以外は縮小。スーパーのイトーヨーカ堂は約100億円、百貨店のそごう・西武は80億円、外食のセブン&アイ・フードシステムズは47億円の減少で、その傾向は今年度に入っても変わらない。

(ライヴ・アート=図版作成)
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