“情報処理力”が点数を決める
ほかにもパート1は後半にひっかけ問題が出る、パート2は会話が自然に流れるものが正解、パート5の約9割は過去に出た問題パターンが踏襲される、パート6の英文は全部を読まない、パート7では英文を俯瞰するスキミングで情報のありかを見つけるなどのノウハウがある。
「こうした解き方のコツを知ったうえで、実際の問題を解く訓練をしていきます。TOEICでは大学受験に出るような難解な問題はありません。そのかわり、短時間でたくさんの問題を解く“情報処理力”が問われています。特にパート7では近年ますますその傾向が強まっており、問題文が読めても答えが見つけられないという人が増えています」
もちろん、問題や設問を素早く読むにはそれなりの語彙力や文法力は備えていなければならないし、聴き取り・聴き分けの力も必要になる。“テクニック”とは言っても、小手先の裏ワザとは違うのだ。
「短期間で高得点を出すのは、時間を有効に使い努力する人です。ただ、やみくもに努力するのと、ノウハウを知って努力するのとでは、効果が全然違います。目標達成まで、短期集中で頑張ってください!」