エクソンモービルとの新たな資本・業務提携によって、私たちの求める社員像が大きく変わりました。それを明確にするために、「求められる考えと行動」と題した、一つの表を作成しています。横軸に「これまで」「これから」、縦軸に6つの「考え」「行動」があります。

(1)指示待ち→当事者意識
(2)部門毎の最適化→全体最適
(3)グローバル企業の一部→危機意識
(4)プロセス重視→プロセス+成果の追求+スピード感
(5)自分の仕事をきっちりやる→垣根を越えて協働する
(6)リスク回避→リスクを管理してチャレンジ

エクソンモービルは非常に大きな組織で、経営方針がハッキリしています。事業部、部門の末端まで役割が明確で、権限も規定されています。つまり、エクソンモービルのグローバルな機能・事業別の組織から、国内で完結する一体した組織となり、効率的な経営を行う体制に移行したので、その組織で力を発揮できる働き方が求められています。実は、この半年間、社員を集めたフォーラムで繰り返し訴え続けています。新人研修、管理職研修などでも説明しています。

そして、これらの「考え」「行動」のベースにあるのが、「正直さ、誠実さ」です。多様性のエクソンモービルを支える価値観ともいえます。このベースがあって結果が出てきます。このベースを欠いて結果を出しても評価されません。この価値観は、新生・東燃ゼネラル石油の私たちが大事にしていかなければならないものです。

私たちは今、この「これまで」から「これから」へ移行を促すような人材育成制度や業績評価制度をつくっている真っ最中です。