探していたレア商品の出品があれば、消費税0%で購入できるネットオークション。売る側にとっては、不用品をお金に換えられるというメリットがある。
ネットオークション歴10年、取引数4000件以上の私でさえ、「こんなものも出品していいのか」「これも落札されたのか」と驚くこともしばしば。自分では捨てるしかないと思っているものが、実はお金になることも多い。
実際に高値で売れている商品を知ろうと、ネットショッピング・オークションの比較・検索サイト「オークファン」を訪ねた。
事業統括部の飯坂玲子さんによると、初心者の男性でも出品できそうな最たる例が、家電の中でもジャンク品と呼ばれる壊れた商品だという。
たとえば、画面が割れたiPhoneが2万円以上、画面が映らないMacBookAirが約4万円で落札されている。
「部品を替えた再利用などのために購入されているのではないでしょうか」(飯坂さん)
実家の押し入れを探せば出てきそうな、子供の頃に夢中になったものの取引も多い。
ファミコンソフトの中では、「アイアンコマンドー」が16万円、スターウォーズが約2万円で取引されている。
「ビックリマンチョコ」のおまけとして入っていた「ビックリマンシール」の取引も多いが、「ブラックゼウス 福袋版」は、なんと30万円で落札。「ビックリマンシールは、レアものではなくても、1枚100円くらいで取引されていますね」(飯坂さん)というから、まとめて出品すれば、数千円くらいにはなるかもしれない。