子どもたちの食の貧困が叫ばれて久しいが、足立区では区長の公約で7年前にスタートした給食改革が成功し、区のマイナスイメージを変えるまでになりつつある現場ではどんな苦労があったのか。その取り組みを追った。

※第1回はこちら(http://president.jp/articles/-/12960)

教員との交流で協力が生まれた

おいしい給食の効果が出ている学校として取材に出向いたのは、足立区立梅島第二小学校。区内ではここ数年で高層マンションが増え、核家族化が進んでいるが、梅二小は70年の歴史を持つ伝統校。両親や祖父母が卒業生という三世代同居家庭や同じ学校に親類が通う家庭も多い。