オンとオフはきっちり分けるべきか

一方、「オフは休息やリフレッシュに使い、仕事を持ち込まない」と回答した人は年収800万円台がもっとも多く、64.8%だった(図17)。なぜ800万円台はオンとオフを分けたがるのか。その理由を本田氏は次のように推測する。

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図17~図20

「仕事が楽しければ、あえてオンとオフを区別する必要はないはずです。それにもかかわらずオンとオフにこだわるのは、おそらく仕事が嫌いだからでしょう。平日は仕事で自分を犠牲にしている感覚が強く、そのぶん休日に自分を取り戻そうとしているのです」

日曜の夜の過ごし方はどうだろうか。「翌日からの1週間の仕事のダンドリを考える」と回答した人は、年収2000万円以上で37.5%、800万円台で33.9%、500万円台が31.4%だった(図18)。年収が高い人ほど日曜の夜から意識が仕事モードに切り替わっていることがわかる。

逆に年収が低い人は仕事へのモチベーションが低い。「翌日出社したくないと思うことがよくある」と回答した年収500万円台は38.1%で、他の年収層を上回った(図19)。この結果を、日曜夜のテレビ視聴と併せて考えると面白い。2000万円以上は33.0%の人がテレビを観ず、観るとしてもNHKの番組が多い。一方、500万円台は「サザエさん」を好んで視聴している(図20)。日曜の夜から翌週のことを考えて憂鬱になる症状を“サザエさん症候群”と呼ぶが、500万円台のモチベーションの低さを考えると、まさにぴったりなネーミングではないだろうか。

本田 直之
レバレッジコンサルティング代表取締役兼CEO。明治大学卒。サンダーバード国際経営大学院でMBA取得。 ベストセラーとなったレバレッジ・シリーズのほか『会社で不幸になる人、ならない人』など著書多数。
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(工藤睦子=撮影)