リクナビの登場は「就活」を一変させた
私は、エントリーシート(ES)を書いたことはない。新卒の就職活動をしたのは1987年だったが、ESが世に出回り始めたのは90年代で、一般化したのは2000年代だ。
けれども、私が就職活動中の学生(「就活生」の略称はまだなかった)だった頃にも、現在のESとさほど変わらない応募書類を求める企業はけっこうあった。市販の履歴書だけではなく、自己PRや志望動機などの記入用紙をずいぶん提出したものだ。
遠い昔話なのに、応募書類の作成の苦労は未だに覚えている。マスコミ就職に限定したら、30社以上受けるハメになり大変だったのだ。辛かったのは自己PRの量産。こんなのはキレイ事と思いながら自分自身の宣伝文を何枚も書くのは苦役だった。修正液の使用は不利になるとの説があり、書き間違いのたびに新しい紙でやり直した。なんて不毛な! と苛立ちながら……。
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