ドムドムの路面店はわずか2店舗
それがよくわかるのが、ドムドム27店舗(26年10月5日現在)のロケーションだ。イオンモールやイオンスタイルというイオン関連施設は8店舗、それ以外のショッピングセンター(駅直結型も含む)が7店舗、ダイエーやマルエツが3店舗、その他のスーパーマーケットが3店舗、そして「市原ぞうの国」や「浅草・花やしき」などアミューズメント施設関連が4店舗、路面店はわずか2店舗しかない。つまり、全店舗の約77%がショッピングセンター内にあるのだ。
ちなみに、このショッピングセンター依存は、ドムドムにとってかなり頭の痛い問題だ。競争が激化しているハンバーガーチェーンの中で、マックとモスというビッグ2の背中を猛追しているプレイヤーが、こぞってショッピングセンター出店に力を入れ、成長エンジンにしているからだ。
バーガーキングとゼッテリアだ。
まず、バーガーキングは「各地の大型ショッピングモール内に続々出店し355店舗に到達!」(プレスリリース26年4月21日)と自らプレスリリースを出すほど、ショッピングセンター出店を加速している。例えば、バーガーキングの店舗検索でイオン関連施設をカウントすると64店舗。377店舗(2026年8月末時点)の中で約17%にも及んでいる。
ゼッテリアも、ロッテリアからのブランド変更時、積極的に出店していくと方針を発表。巨大外食グループ・ゼンショーHDの強みを活かして、テナントやフードコートにも店舗網を拡大していくはずだ。
「椅子取り合戦」はますます過酷に
つまり、ショッピングセンターは減っている一方で、その限られたテナントやフードコートの「席」を奪い合う競争はかなり激化しているのだ。
では、このような厳しい時代を、スガキヤやドムドムというショッピングセンターと共に成長して、今も主戦場としている外食チェーンはどう乗り越えていくべきか。
「ショッピングセンターが減っているのなら、ロードサイドや駅前の好立地に路面店を出せばいいじゃない」とマリー・アントワネットのようなことを言い出す人も多いだろうが、それは容易いことではない。
そういうロケーションはマクドナルド、モスバーガー、ケンタッキー、コメダ珈琲、餃子の王将など強豪がひしめき合う超レッドオーシャンで、これまでフードコートで戦ってきたプレイヤーがいきなり参入して結果を出せるほど、甘い世界ではないのだ。

