「日本初のバーガーチェーン」が電撃加入

「えっ! ドムドム、買収されちゃったの?」という反応の方も多いのではないか。

10月2日、中部地方で展開するラーメンチェーン「スガキヤ」の運営会社スガキコシステムズが、ドムドムハンバーガー運営会社ドムドムフードサービスの株式を50%以上取得して子会社化したと発表したのだが、これに対してネットやSNSでは「電撃的なグループ入り」などと話題になっている。

中部圏では「ソウルフード」と称されるほど長年多くの人々に愛されているスガキヤと、日本で最初のハンバーガーチェーンであり、コアなファンの多いドムドムの相性は悪くない。

ネットやSNSでは早くも「ドムドム×スガキヤ」のコラボメニューを期待する声も出ているが、一方でこのような驚きの声もでている理由のひとつは、メディアで引っ張りだこの「辣腕社長」の存在がある。

カリスマ女性社長が魅せた「復活劇」

ドムドムフードサービス代表取締役社長の藤崎忍氏は、専業主婦から39歳で初就職後、渋谷109のアパレルショップ店長、新橋の居酒屋のオーナー店長という異色の経歴を経てドムドム再建を託されて見事、3年で黒字化に成功させたことで、「奇跡の復活劇の立役者」として注目を集めている。

ソフトシェルクラブを1匹丸ごと挟んだ「丸ごと‼ カニバーガー」などSNSでバズる独創的なメニュー、「niko and ...」「FRAPBOIS」などアパレルとコラボしたオシャレなグッズ展開などなど、ハンバーガーチェーンの常識にとらわれない「型破り経営」は世代を超えて支持されており、その勢いのままカリスマ社長のもとで成長が続いていくのではないか――。

ドムドム唯一無二のメニュー「丸ごと‼ カニバーガー」
ドムドム唯一無二のメニュー「丸ごと‼ カニバーガー」(画像=プレスリリースより)

そんな期待が高まっていたなかで、老舗ラーメンチェーンと手を携えていくという経営判断は「意外」と感じる人も多いかもしれない。

ただ、現在の外食チェーンが直面している「危機」を踏まえると、ドムドムとスガキヤの判断は驚くようなものではなく、むしろ「当たり前」ともいうべきものだ。

その「危機」とは何かというと、フードコートの激減である。