すぐに優れたリーダーになれるわけではない。入社して30代前半までの最初の10年間はアリのように泥まみれになって働く。若い時期に人生を切り開くために必要な仕事の基本を体に覚えさせる。力を出し切るまで働くという意味を込めて、私は“泥のように働け”という。――伊藤忠商事 丹羽宇一郎

(09年4月13日号 当時・会長 構成=勝見明)

新しいアイデアのすべてが成功に至るわけではない。「千三つ」の世界だろう。農作でも10の収穫を得るには1000の種をまくという。ならばそんな 無駄はせず、初めから10の種をまけばいいではないかというとそうではなく、1000の種をまくから最後に10が残る。最初の1000の種を大事にするか らこそ、オンリーワンの製品や技術が生まれる。――神戸製鋼所 佐藤廣士

(総括、分析・解説=楠木 建 構成=小川 剛 撮影=市来朋久、芳地博之)
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