「明白な弱者」と「曖昧な弱者」が存在する

このように高市氏の中では、「弱者」が二つの種類に分かれていると見ることができる。経済的な格差の「下」にいる貧困層や、文化的な多様性の「端っこ」にいるマイノリティなど、一般に社会的弱者として認定されている層と、そうではなく「真ん中」にいながらも、つまり中間層やマジョリティに属しながらも何となく弱っている層だ。

前者を「明白な弱者」、後者を「曖昧な弱者」と呼ぶことができるだろう。

だとすると高市氏のスタンスは、「明白な弱者」には冷たいが「曖昧な弱者」には優しい、ということになる。一方でリベラル派のそれは、とにかく「明白な弱者」に優しいというものだろう。