子持ち世帯の平均年収は857万円

「児童のいる世帯」数は3割減なのに、平均年収は18%増。これは、要するに年収が高い上位層しか子どもを持てなくなったことを示しているからです。

【図表1】各種世帯の1世帯当たり平均所得金額の年次推移厚生労働省「国民生活基礎調査」(2025年)より

よりわかりやすく、所得金額階級別に2000年と2025年の分布を示したものが図表2のグラフです。

【図表2】世帯年収別児童のいる世帯 2000-2025年

一目瞭然ですが、年収700万円以上の場合はそれほど増減ありません。減っているのはそれ未満の年収帯だけで、特に減少が著しいのは年収300万~600万円あたりの中間層です。つまり、「児童のいる世帯」の減少は中間層の若者が子どもを持てなくなったことに尽きるわけです。