「馬鹿になれなきゃ、新しいことなんて絶対にできない」
――自動車開発者 水野和敏さん
水野和敏さん
日産自動車の「GT-R」、開発責任者による言葉だ。
「GT-R」は2007年にフルモデルチェンジをして以来、運転しやすく、時速300キロでも隣の席との会話を楽しめる、これまでにないスーパーカーとして世界中で評価を集めた。社内に新風を吹かせた人物の強い信念と実感がこもっている。
「でかい会社で新しいことをやるのは簡単じゃないよ。日産の商品は売れていて、年に何千億円も利益が出ていたその時に、『もっといいことを』と言いだしたんだから。『もっといいこと』って、これまであった、しかも結果を出してきて当時はまちがっていなかった社内の文化やそれに関わった人々を全否定することになるんだからね。そりゃ、反対意見や、心情的なところでの犠牲者が出ないはずがない。だから、もしも新しいことをやるなら、その中心にいるやつは馬鹿で無欲にならなきゃダメでしょう」
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(初沢亜利(水野和敏さん)=撮影)



