麻生太郎氏と皇室の近すぎる関係
宮内庁などは、皇室典範の改正が行われ、旧宮家からの養子が実際に可能にならなければ、該当する家や個人に対してアプローチすることはないとしている。
該当する男子がどれだけいるのか。また、養子に入る意思があるのかどうか、宮内庁は、改正後になってその作業に着手するというのである。
たしかに、宮内庁としてはそうした方針で臨んでいるのかもしれない。だが、宮内庁以外の政府関係者や政治家が、すでにアプローチしている可能性はいくらでも考えられる。報道のなかでも、養子になる意思を持っている男性がいると伝えられてきた。
それは、改正を是が非でも推し進めようとする人々の願望なのかもしれないが、実際にアプローチが行われ、好感触を得ている可能性があることも否定できない。
なにしろ、皇室典範の改正に最も熱心な麻生太郎氏の実の妹は、三笠宮寬仁親王妃家の信子妃である。信子妃と、生前の寛仁親王との仲は最後、かなり険悪なものになっていたとされる。それで、信子妃と、実の娘であり、今は三笠宮家の当主となっている彬子女王との関係が断絶状態になっているものの、彬子女王やその妹、瑶子女王が、麻生氏の姪であることは間違いない。
最近では、もし養子が現れた場合、三笠宮寬仁親王妃家に入ることになるのではないかと言われる。三笠宮家ももちろん考えられるが、ほかの常陸宮家や高円宮家となると、こちらは麻生氏とは直接の関係はないであろう。
「旧宮家養子案」のその先の絵図
こうした流れで話が進んできた以上、すでに養子として入る旧宮家の人間は決定済みなのではないだろうか。
しかも、その男性は成人していて、結婚相手も決まっているのかもしれない。養子になるには未婚でなければならないが、養子に入れば、結婚できる。
養子が現れ、養家が決まり、さらにその後には養子男性が結婚する。そこまで、話が進んでいたとしても何ら不思議ではない。
逆に、そこまで準備が進んでいなければ、いくら皇室典範を改正し、旧宮家からの養子が認められるようになっても、いっこうにその候補者が現れない可能性がある。というのも、今回の改正のなかでは、皇族をこれまで以上に皇室に縛る方向性が示されているからである。
それは、養子になって皇族の一員となった男性は、二度と皇室を離れられないと規定されているからである。養子に入った男性は、天皇直系の孫までにはならないため、「親王」にはならず、「王」である。現在の皇室典範では、その第11条で、「年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる」と定められている。ここでは親王ははっきりと除外されている。
つまり、王なら、自分の意思で皇室から離れることができるのだが、改正案では、それができなくなる。それは、養子に入ることの壁をより厚いものにしている。
また、改正案では、女性の皇族について、結婚後も皇族の身分を保持するとされている。現在の内親王や女王についてはその例外とされているが、これから生まれてくる内親王や女王は、たとえ自分の意思があっても、生涯皇室を離れられないのだ。
たしかに、皇族数を確保するには、男女を問わず、皇室を離れてもらっては困るわけで、そうした規定が改正案に盛り込まれたのであろう。
それは相当に恐ろしいことではないか。

