目次とプロフィールで「読む価値」を判断

【(2)目次:「新しい視点」と「共感」はあるか】

目次は、その本が「何を教えてくれるのか」「どこまで解決してくれるのか」を一目で示してくれる道先案内人です。ポイントは3つあります。

図書館で本を持つ
写真=iStock.com/Robert Way

1つ目は、悩みや課題が、そのまま章タイトルになっているか。2つ目は、「なるほど」「それが知りたかった」と思える具体性があるか。抽象的な目次は要注意です。3つ目は、読み終えた後の変化がイメージできるか。行動が変わりそう、仕事がラクになりそうと感じられる目次には、読む価値があります。ワクワクしない本は、成果につながりにくいのです。

【(3)著者プロフィール:このテーマを書くにふさわしい経験や実績があるか】

次に確認したいのがプロフィールです。その内容を語る資格があるかを判断します。たとえば、勉強法なのに「現在、行政書士試験に挑戦中、一緒にがんばりましょう!」と書かれていたらどうでしょう。まだ結果が出ていない人から教えてほしくないですよね。ダイエット本で「2キロの減量に成功!」とあったら、そんなノウハウはいらないとなります。

確認したいのは、すでに成果を出しているか、長期間その結果を維持しているか、あるいは多くの人を成功に導いてきた実績があるか。つまり、その本を書くに値する人物なのかを見極めることが必要です。

「はじめに」で相性を見極める

【(4)「はじめに」:文章のテンポがよく、読み進めたくなるか】

「はじめに」は、著者が最も力を入れて書く部分です。なぜなら、ここで読者の心をつかめなければ、その先を読んでもらえないことを著者自身が分かっているからです。

文章のテンポや構成、情報の分量感、文体の読みやすさ、それらが自分に合っていれば、本文も安心して読み進められます。

逆に話が散漫、何を伝えたいのか分からないと感じた場合、本はそっと書店の棚に戻しましょう。もちろん素晴らしい本でも、あなたとの相性もあります。100万部超えのベストセラーでもリズムが合わなければ、本文まで読み進めるのは大変ですよね。

「はじめに」は、自分と本との相性、そして最後まで読む価値があるかを見極める、最重要チェックポイントなのです。