夢や目標はなくてもいいじゃん

のちに知り合いのお坊様にその話をしたところ、仏教の世界でも「今を生きる」というのは大事なことだと教えてくださいました。

人間にとって記憶は大切なもの。過去の思い出や将来の目標を支えとして生きることこそ、人間である証なのかもしれません。でも、その記憶の力が薄らいだとしても、人間でなくなるわけではありません。

今、この瞬間を、「楽しいなあ」「嬉しいなあ」「いい気持だなあ」と思って夜、眠りにつくことができれば、もし朝になって前日のことをすっかり忘れていたとしても、それでもじゅうぶんに生きる価値はあるのだと思い知りました。