金よりイチオシの貴金属は…

すでに貴金属価格は数年前、それ以上前から見ても大幅に上昇しているではないか。確かにそうですが、貴金属資源が有限であることを踏まえれば、今後も値上がりが期待できます。

貴金属の中で特に伸びしろのありそうなものは何でしょうか。大きなリターンという観点では、「銀」が検討できます。貴金属価格は基本的に金価格の上昇につられる側面があるため、今後も値上がりが期待できること、銀需要に占める工業用途の割合は大きく、太陽光発電、半導体など様々な分野で使用されていること、銀の需要が供給を上回る状況が続いていることが主な理由です。

銀への投資は、ETFや投資信託でも可能です。単純に値上がり益を享受したいのであれば、こうした投資方法でよいかもしれません。

筆者はこれに加えて、現物で保有することもお勧めします。シルバーバーはすでに人気で、入手困難です。徳力本店など銀の現物を販売している企業のホームページを確認すればお分かりの通り、通常はSOLD OUTになっています。入荷した時にだけ購入できるものの、あっという間に売り切れとなり、購入自体が難しいのです。

よって、銀が相場相応の価格帯で買える機会に恵まれたらラッキーです。Yahoo!オークションなどでは、プレミアムが20~30%ほど上乗せされた価格で売買されていることもあります。現物保有は何かあった場合の備えとしても有効ですので、是非検討してみてください。

なお、銀貨で保有するという方法もあります。しかしこの場合は銀価格のみでの購入は難しく、プレミアムが上乗せされる点や、発行枚数やデザインなどで価格が変わるなど銀そのもの以外の要素も加わる点に注意が必要です。

実家にあるかもしれない今注目の“熊”

まったく視点を変えて「こんなものが投資対象になるの⁉」という観点から、皆さんにぜひ探していただきたいものをご紹介します。

実はここ数年、「木彫りの熊」が人気を集めているのはご存じでしょうか。70代以上では、木彫りの熊が置いてあるご家庭もまだまだ多くみられるように思います。木彫りの熊が日本で誕生したのは102年前。北海道の八雲町や旭川などで数多くの木彫りの熊が制作され、お土産用などで販売されました。

木彫りの熊
写真=iStock.com/Hanafujikan
※写真はイメージです

実はこの木彫りの熊の中でも、名のある作家が制作したものを中心に価格が大きく上昇しているのです。例えば、柴崎重行、茂木多喜二、引間二郎、加藤貞夫、藤戸竹喜、平塚賢智といった名工の作品は、数十万円することもあります。

筆者の70代のお客様がお土産に購入した柴崎重行の木彫り熊は、購入当時の30~40年前には6000円だったそうです。それが現在は20万円や30万円、高いものでは60万円超に化けているのです。

木彫りの熊を今から購入してさらに値上がりを期待することも可能ですが、まずは実家にないか探してみるとよいでしょう。そして記載してある銘などを調べ、誰の作品か確認してみてください。驚くほどの高値となっているかもしれません。