「表参道のタワマン」に月6万円で住める

このうち、なんといっても家賃が安いのは「公営住宅」のほうです。

家賃は、世帯の収入・地域・住宅の広さ・建築年数によって異なりますが、たとえば、東京都の都営住宅の場合、2DK・3DKであれば最高でも6万円台くらいです。

東京都が2023年4月に、表参道のタワーマンションの部屋を、若者夫婦・子育て世帯向けに募集したところ、応募者が殺到したことで話題になりました。

表参道は人気の一等地であり、2DKなら、家賃は25万円以上(2025年7月時点)が相場ですから、約4分の1の家賃ということになります。

ただし、応募するためには、次のような条件があります。

・申込をする日に、東京都内に居住していること。
・同居親族がいること(パートナーシップ関係にある方も対象となります)。
・住宅に困っていること。
・申込世帯の所得の合計が所得基準の範囲内であること。
マンション
写真=iStock.com/CHUNYIP WONG
月6万円で「表参道駅徒歩5分のタワマン」に住める(※写真はイメージです)

厳しい所得基準がある

特に厳しいのが所得の基準であり、4人家族なら年収447万円以下となります。たとえば、さきほどの表参道のタワマンは東京都港区にありますが、港区に住む方の平均年収が約1976万円(2024年、給与換算)で、全国1位であることを考えると、相当に厳しい所得基準であるといえるでしょう。

さらに、人気の物件には応募者が殺到するため、抽選の倍率は20倍を上回り、ときには100倍を超えることもあります。

狭き門ではありますが、公営住宅は圧倒的に家賃が低いことが魅力ですので、あきらめずに応募してみると良いでしょう。

ただ、さきほどの表参道のタワマンのように、周囲の物価は高く、食費や教育費などが高くなって生活が苦しくなる可能性がありますので、応募する物件の場所については、総合的に考えて判断したほうが良いかもしれません。

【届け出先】 お住まいの自治体の住宅公社
(応募時期が決まっているので要確認)

【添付書類】
・世帯全員の住民票の写し
・収入を証明する書類など
(具体的な書類については、届け出先の指示に従ってください)