「間違い直しノート」で最終チェック

試験本番の解き方やマークの進め方も、模試を通じて作り上げた「自分なりの最適解」を貫きました。マークシートは、1問ごとに塗るのではなく、丸一ページを全て解き終えたタイミングでまとめて塗る。問題と解答用紙を往復する回数を減らすことで、集中力を切らさず、時間ロスやマークミスを最小限にすることができます。

試験直前の休み時間に支えとなったのは、書き溜めてきた「間違い直しノート」でした。「これさえ見返せば、気をつけるべきポイントが全てわかる」と信じられる一冊は、私にとって最強のお守りでした。

センター試験の結果は、物理、化学、数学IIB、英語リスニングは満点を獲得。数学IAは痛恨のマークミスで95点に留まりましたが、英語196点、地理87点、国語187点で、総合得点は950点満点中915点。得点率96.3%という、納得のいく成績でした。東京医科歯科大学も合格圏内という確信を得て、落ち着いたメンタルで二次試験へ進むことになります。

慶應医学部での特待生チャレンジ

二次試験は、慶應義塾大学医学部から始まりました。過去問は2〜3年分解き、面接は想定質問への回答を練って本番に臨みました。

実際の面接では「東大と慶應に両方受かったらどちらに行くか」という、答えづらい質問も投げかけられましたが、「研究環境はすこぶる魅力的ですが、3きょうだいの長女なので学費を考えると特待生でないと……」と、家庭の事情を正直に答えました。

慶應の合格発表は、東大入試の合間でしたが、どうしても結果が気になり、近くのコンビニへ走ってWi-Fiに接続すると、無事に「合格」の文字が。安心して、良い心理状態で残りの試験に臨むことができました(後日、しっかり特待も頂けました)。

東京大学赤門
写真=iStock.com/ranmaru_
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