AIの正誤判断をする能力が重要

確かに、AI翻訳がある程度コミュニケーションの言語面を補助する手段となることはあり得ます。しかし、コミュニケーションのあらゆる面をAI翻訳が完全に掌握してしまうということはないのではないでしょうか。

例えば、AIに自分の代わりに顔芸をさせるといったような真似はできません。たとえAIに顔芸ができたとしても、それはAIの顔芸であって、自分の顔芸とは言えません。

そして、一番恐ろしいのは、全くその言語の知識がなくAIに頼り切りになった場合、AIが翻訳を間違えて重大なミスコミュニケーションが起こっていても気づけないということです。ひとつの単語に複数の意味がある場合は特に危険です(同意にも拒絶にも使われる日本語の「いいですよ」とか)。方言が絡む場合などでも同じような問題が起こる危険性があります。文字通りに翻訳するだけでは読み取れない皮肉などもあるでしょう。