語学勉強すれば自己肯定感が高まる

しかし、私が強調したいのは、どんな価値観を持っている人でも、自分で自分をどれほど評価できるか、つまり自己肯定感があった方が良いというのは共通しているだろうということです。

昨日は知らなかった単語を知ることができたとか、昨日は読めなかった文章が読めるようになったとか。学ぶという過程それ自体に、自分のちょっとした進歩を実感できるポイントがたくさんあります。

一日単位では実感しにくいことも多いですが、長く継続していくと、どんどん実感しやすくなっていきます。一日の習慣に語学を組み込むだけで、毎日ちょっとずつ進歩していく自分にわくわくしながら日々を過ごせるようになります。

私にとって、語学の最大の魅力は、自己肯定感につながるということです。語学を勉強すること、使うこと、使ってできることの全てに自己肯定感につなげられる要素があります。

語学勉強はコストパフォーマンスがいい

知識を持っている自分というのも案外悪くありません。それに加えて実用的にも使えると考えると良いことだらけです。さらに、ひとつの言語の学習環境を整えるのは美容室でパーマをかけるのと値段的には大差ありません。語学はコストパフォーマンスも非常に良いといえます。

最終的に勉強したことが活用できるかどうかということは、私個人にとっては案外どうでもよかったりします。わからなかったことが徐々にわかるようになっていくのが楽しい。勉強した成果であるノートが増えていくのが楽しい。知識が充実していく実感を得て満足する。私が語学をやっているのは、究極的にはこれらのためです。

他人が何をしようが、他人に何を言われようが、自分の興味の赴くままにやりたいことをやる。そして、私の場合は主要な興味の対象が語学であった。ただそれだけです。

一般的に、外国語を学習する魅力は、「世界が広がること」とか、「視野が広がること」だと言われます。まあ確かにそれも大変良いことだと思います。しかしその一方で、いかにも優等生的な答えだとも思います。

人生において個人的に一番重要だと考えている自己肯定感との兼ね合いを考えますと、井の中の蛙でいた方が良い場合もないとは限りません。

大山祐亮『勉強が止まらない! 外国語を独学で極める技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
大山祐亮『勉強が止まらない! 外国語を独学で極める技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

語学に限らず、勉強というものは自分と向き合う営みです。自分の関心の赴くままに勉強して、自分のために知識を得て、自分のために楽しむわけです。言語を使ったコミュニケーションは他人と取るものですが、語学の勉強自体はほとんどの場合1人で完結します。

読み書きだけが目的の場合、最初から最後まで他人と関わらずに文字とだけにらめっこをするという語学も十分あり得るでしょう。何語をやるか、どの領域に重点を置くか、どの程度やるか、全て勉強する人の好み次第です。

2022年に世界の人口は80億人に達したそうですが、そうであるならば80億通りの語学との付き合い方があって良いと思います。

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