六本木ヒルズの「蜘蛛」
六本木ヒルズの広場にそびえる巨大な蜘蛛のパブリックアート。高さ約10メートルのブロンズ製の彫刻の下を、観光客やオフィスワーカーなどさまざまな人々が足早に行き交います。設置されてから約20年が経過した今、この「蜘蛛」は六本木ヒルズの“守り神”のような馴染みの存在となっていますが、あらためて細部までよく観察してみると、本物の蜘蛛よりも遥かに禍々しさが強調されており、ホラー映画などにでてきそうな異形の存在でもあります。
本作を制作したのは、フランス出身のアメリカ人アーティストであるルイーズ・ブルジョワ。20世紀を代表する女性現代アーティストの一人です。ちょうど2024年秋には、六本木ヒルズの森タワー53Fに位置する森美術館で日本では27年ぶりとなった大回顧展「ルイーズ・ブルジョワ展 地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」が開かれました。
彼女の作品は、自身の内面的な体験や感情が色濃く反映されており、なかでも彼女が生涯にわたって愛したモチーフのひとつが、この「蜘蛛」でした。森美術館での回顧展でも、大小さまざまな「蜘蛛」の作品が公開されています。
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