算数の宿題だけは意味がある
学校の先生は、子どもがうんざりするほどたくさんの宿題を出します。
先生は、いろいろな科目の宿題を出すと思うのですが、子どもの負担を考えると、本当のところ宿題は算数だけでいいかもしれません。
アメリカにあるネバダ大学のオズカン・エレンは、1032の学校の2万54人の中学2年生について、宿題を終えるのにかかる時間を1週間調べてみました。
すると、数学で2.4時間、科学(理科)で1.7時間、英語(国語)で2.2時間、歴史で2.1時間という結果でした。子どもにとっては相当な負担です。
次にエレンは、宿題の量と試験の成績についての関連性を調べてみました。
その結果、宿題がたくさん出されるほど、数学に関しては試験の成績に直結していることがわかりました。つまり、数学に関しては宿題は大いに意味があることになります。
ところが、その他の科目、科学、英語、歴史については宿題の量と試験の成績にまったく関係がありませんでした。数学以外の科目の宿題は、子どもの時間を奪い、重い負担を強いるだけだったのです。
子どもの負担を考えると、算数のプリントはしっかりとやらせ、その他の宿題は「まぁ、先生に怒られない程度にほどほどに片づける」だけでもよさそうな気もします。もちろん、出された宿題は全部やったほうがいいことは言うまでもありません。
10分でもいいので毎日計算問題を
子どもに勉強を教えるのなら、算数を中心に教えましょう。
特に計算問題が大事です。
数学の能力と、計算の早さには大きな関連性があります。数学のできる子は、計算がとても早いのです。計算が遅いのに、数学の成績が良いという人はあまりいません。
小学生のうちは、とにかく計算問題をたくさん解かせましょう。計算が早いことは、中学校に上がってからも、高校生になってからも必要な能力です。
しかもありがたいことに、計算能力というものは、やればやるほど伸びます。
有名なところでは、百ます計算。百ます計算を小さなうちにしっかりとやらせましょう。計算が早くできるようになるほど、算数を嫌いになりません。あっという間に計算問題を解くことができると、子どもにとっての自信にもつながります。算数も好きな科目になります。やればやっただけ能力の向上を自分でも感じることができますので、面白いと思うようになるのです。
毎日、子どもには30分でも15分でもいいので、算数の、特に計算問題をたくさんやらせてみてください。
算数の宿題だけは成績を伸ばすのに意味があった。
小学生のうちは計算問題をたくさん解かせる


