新年度に意識したい「感じの良い態度」
もうすぐ新年度が始まります。新たな環境に飛び込む方や、職場で新しいメンバーを迎える方も多いでしょう。
これから新しい環境に入る人が、周囲から「感じが良い」と思われるためには、「開示」と「観察」が重要となります。
具体的には、少しずつ「自己開示」を進めていきましょう。自分を完璧に見せようとせず、「実は少し緊張しているんです」などと等身大の気持ちを伝えることで、相手の警戒心が解けていきます。
このとき意識すべきなのは、その職場の「暗黙のルール」を尊重することです。まずは聞き役に徹し、相手の文化を理解しようとする姿勢が「感じの良さ」に直結します。
一方、新しいメンバーを迎える人は、「承認」と「先回り」を重視することが大切です。
「来てくれて助かります」「分からないことがあればいつでも聞いてください」と、相手を肯定、承認するような言葉を意識的に増やしましょう。
このとき意識すべきなのは、相手は「アウェイの状態である」ということです。こちらから積極的に挨拶をし、孤立させないための「心理的ケア」を先回りして行うことが、迎える側としての「感じの良さ」につながります。
なお、新年度は多くの企業で、イントラネットに新入社員の紹介文を掲載する、といった取り組みが行われます。その紹介文に「ランチに誘っていただけたら嬉しいです」や「気軽に声をかけてほしいです」といった文言が並んでいるかもしれません。
近年はハラスメントや若者のタイパ重視などが話題になりがちですが、「話しかけてほしい」「関わりたい」と思っている新入社員も多くいるようです。人によっては声をかけてあげるとよいでしょう。
「一発アウト」になる人の行動
なお、周囲から「この人、感じが悪い!」と“一発アウト”になるのは、どのような人でしょうか。
まず、新しい環境に入る側では、学生時代や前職での「過去の栄光」をすぐ引き合いに出す人です。「前の会社ではこうでした」という発言は、信頼されたい気持ちの裏返しかもしれませんが、今の環境への否定と受け取られかねません。現状を尊重しない態度は一瞬で敬遠されます。
次に、新しいメンバーを迎える側では、専門用語を並べ立てたり、忙しさをアピールして話しかけにくいオーラを出したりする人です。これは「心理的マウンティング」といい、「自分の方が上だ」という誇示は、周囲の意欲を著しく削ぎます。
「自分も“一発アウト”の行動を取っているかも……」と不安になったら、以下の方法で確認しましょう。
「相手の反応」を鏡にする
自分が話しかけたとき、相手の表情が和らぐか、あるいは硬くなるかを観察してください。相手の反応は、自分の非言語情報の合わせ鏡です。
自分の行動に「納得感」があるかを自問する
「今の自分は相手に対して誠実だったか?」という内省を繰り返すことで、自然と芯の通った「感じの良さ」が滲み出るようになります。

