水遊び中に「サリンをまくぞ!」

職員は日誌に「オウムの教育を受けており、こちらが規律を正しくする言動に対してことごとく反発する。自由時間は文句なく楽しく遊ぶ」と記している。

さらに、子どもたちの遊ぶ様子からは、オウムの影響も垣間見えた。

・4月17日
外へ出てブランコ、一輪車、砂遊び、水遊びなどをする。〈中略〉水遊びの中で、「サリンをまくぞ」「毒ガスだ」オウムの各種の歌など、小さい頃から、オウムの考え方の教育が徹底して行われていることがうかがわれた。
・4月22日
土ダンゴを作り爆弾と呼ぶ。女子寮にそれを投げ、第三次世界大戦と発する。
おもちゃは石を落として壊す。生産的な活動は少ない。アニメビデオに限っては私語が少なく集中して観入っている。中学生も幼児向けアニメに興味を示す。

この間、ちょっとした騒動が起きる。4月16日、一部の子どもが、事務室に置いてある新聞を見つけ、「読ませろ」と騒いだのだ。児相では、子どもを刺激してはいけないと、テレビニュースや新聞は一切見せず、オウムの情報を遮断していた。