奥多摩で起きた渓流釣り中の事故
こうしたことから推定されるのは、おそらくクマは通常の登山道といった特定の場所、特定の時間(日中など)に人間がよく来ることを理解し、警戒しているのではないかということだ。
しかし、バリエーションルートなどのように、普段は人間が通らない場所を通ると、クマからしてみれば、人が来ないと思っていたような場所に人が来てしまうことになる。詳しい聞き取りができた丹沢山系の事例では、鈴もつけていた登山者が、通常の登山道ではない尾根を進んでいたところ、子連れのクマに遭遇して襲われたというものがある。
また、奥多摩ではある登山家が山道を走っていて被害に遭っている。人間が歩く速度ならクマのほうも未然に人の存在に気付き、遭遇を避ける余裕もあるが、速い速度で走って接近したことで、クマのほうはその場を立ち去る余裕がなくなってしまったのだ。
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