「即戦力なんだから説明不要」は勘違い

事例② 教育・サポートがなく「放置」される新人

IT系ベンチャー企業で起きた事例です。即戦力を求めて転職者を積極採用していましたが、入社3カ月以内で辞める人が後を絶ちませんでした。

理由はシンプルで、「即戦力=説明不要」という誤った認識が定着し、肝心な教育やフォローの体制がなかったのです。入社初日に簡単な説明を受けただけで、翌日から実務に投入され「前職ではどうやっていたの?」と言われながらも、会社独自のルールや背景は共有されませんでした。

忙しい職場だったため、質問すると「後にして」「今は無理」と言われることも多く、次第に相談すること自体を諦めてしまいます。ミスをすれば叱責され、「即戦力で採用したのに」とプレッシャーをかけられる。最終的に「この環境では力を発揮できない」と判断し、短期間での退職に至りました。