何も考えずに大学に行くほうがリスク
むしろなにも考えずに下手な大学に行った方が、スキルはないくせにプライドばかり高くなって事務職以外の選択肢を選べなくなり結果として職にあぶれて「高学歴ニート」になって貧乏になりかねない。とくに東京では物価水準に昇給がまるで追いついておらず、大学を出た若者が貧しい暮らしを強いられている。
世の中の耳聡い人はすでにその時代の流れを察知していて、幼児教育も「秀才」から「体力」にその重点がシフトしつつある。
11月の晴れた朝、公園で遊んだ子どもたちが室内運動場に入ってきた。休憩を挟んで更に1時間、サッカーのドリブルをもとにした運動で体の使い方を学ぶ。
保育園「biima school」吉祥寺校(東京都武蔵野市)は2024年3月開園した。「正解の分からない時代には基礎体力や(意志・感情・社会性に関わる)非認知能力の鍛錬が生きる土台になる」と野辺健一郎園長は強調する。保育料は自治体補助を受けても月10万円ほどかかるが、運営する2園で計約50人がキャンセルを待つ。
日本経済新聞「さらば秀才、鍛えろカラダ AI時代備え月10万円保育園に殺到」(2026年1月4日)より引用
一般事務職・会計事務職・総務系事務職・人事系事務職・営業事務職など、とにかく事務職は(理系+現場系の要素が強い)生産管理事務職以外すべて余りに余っている。つまり文系の就業先がなくなるということだ。そのことを踏まえた上で、自分の子どもを育てていく必要がある。
今までのルートでは生き残れない
事務職をとくに希望するのは男性より女性が多い。そのためAI時代はどちらかといえば男性より女性の雇用のパイが縮小されていく可能性が高い。女性が生き残るためには、男性がこれまで多く従事していたような、「理系でガテン」な領域への挑戦が不可欠になる。
彼女たちもしっかり泥臭い・汗臭い・男臭い仕事をやれるような心技体を整えておくべきだ。そうでないと選択肢が医療・介護職などに限られてしまう。医療・介護系職種はたしかに今後も高需要ではあるだろうが、しかし高待遇にはならない。なぜならこうした仕事は報酬が公的規制(医療報酬・介護報酬)によってグリップされているためだ。激しいインフレの時代には、旧来のルートをなぞるのではなく、もっとチャレンジングなキャリア形成が必要になる。
ともあれ、ここから数年(27卒~35卒くらいまで)の大学新卒の求人動向は、すべての人にとって注目に値する。なぜならそれがこの国の産業構造と労働市場の未来を暗示する青写真になっているからだ。


