85歳になって感じる「体の衰え」

とはいえ、体の衰えはやはり抗しがたいものがあると感じています。自分を取り巻く環境の変化は、慣れである程度カバーすることができますが、体や脳の機能低下はさすがにそうはいきません。あがいたところで止めることはできないので、収縮を遅らせるくらいのことができそうな対策に努めています。

さすがに劇的な効果が期待できるものはないので、散歩を欠かさないとか、意識して階段を使う程度の、収縮への抵抗のためによかれと思うことを愚直にやり続けています。地味で効果が見えにくいことを続けるのはたいへんですが、愚直な努力が確実に力になることを失敗への対策から学んでいるので、役立っていると信じて日々励んでいます。

失敗から学んだことは、このように世界の収縮や、老いによる衰えへの抵抗に役立っています。失敗の研究を始めた当初は、そんなことをまったく想像していませんでした。新たな発見があるのはうれしいもので、楽しみながら毎日を過ごすことができています。