ドコモの対策は「歩道を走れなくする」
まず1問目、歩道爆走の問題をどう考えるか。ここはドコモバイクシェアの担当者にうかがった。
「ドコモバイクシェアでは、新型電動モビリティ(電スク)をリリースするに際して、特例特定小型原付の『特定』をやめました。つまり歩道を一切走れないようにしたのです。車体にも『STOP!歩道ライダー』の文字を書き、車道オンリーにしました。これは広島市での社会実験でいちおうの手応えは得ましたが、ユーザーの『車道を走るのは怖い』との声も多く、課題は山積です」
なるほど。「歩道を走れない」という設定と、ついでにdocomoの「免許提示しないと貸さない」という取り組みは、画期的だと思ったが、同時にママチャリ的に乗る人の多い、このモビリティにとっては、なかなか難しかろうとも思った。
2問目はLuupに尋ねた。
飲酒運転は言語道断、しかし現実は…
飲酒運転の問題には警察からの「圧」もある。なぜなら2024年の電動キックボード事故のうち、約20%を飲酒運転の電動キックが占めたからだ。
「弊社のポートはたしかに繁華街にあることも多いです。終電を逃した酔客が足として電動キックを使うことも多いのでしょう。しかし、それは明らかに危険ですし、他者への迷惑も甚だしいと思います。何より道交法違反です。だから、弊社としては以前から『飲酒運転は厳禁』と言い続けてきました」
言うだけで実効性はありますか?
「いえ、言うだけでは難しい。ですから、2025年の末から、渋谷署と一緒に飲酒運転撲滅キャンペーンを始めました。渋谷のセンター街の突き当たりにあるポートなどで、抜き打ちで呼気検査を行い、アルコールが検知されたら貸さない、ということにしたのです」
渋谷はLuup社の創業の地なので、まずはそこからスタートしたという。これが次第に広がっていき、実効性が生まれるといいのだが。


