議論で子どもをねじ伏せても意味がない

○ポイント2:子どもと議論しない

なぜ議論しないのか?

子どもをうまく納得させられるのであれば、話をしてもかまいません。しかし、話をしてバトルになってしまうのは最悪です。よほど、コミュニケーション能力の高い人でない限り、子どもを納得させることはできないでしょう。

納得と説得は違います。納得は子ども自身の意思がそこにあり、主語は子どもです。「子ども自身が納得する」ものです。

説得はあなたが主語。そこに子どもの意思はなく、子どもは従ったとしても「しかたなく」ということになり、押しつけられる感じがします。

最悪の状況を避けるためにも、「議論は避ける」が得策です。

さらに、上から押さえつける態度で子どもと向きあうこともやってはダメです。不登校の子どもは「親への信頼」がなくなっています。その状態で上から押さえつけるような態度を取ったら、ますます親を信頼することができません。

「どうせ親は自分のことをわかってくれない。話も聴こうとしない」という思いをより強くする、という結果にしかなりません。

また、議論すると、ついついお互いに暴言を吐いたりしがちです。暴言を吐いてしまうようであれば、議論を避けるほうが「マシ」ということです。

議論することで、ますます親子関係が悪くなるようなことは避けましょう。

「あなたが決めていいよ」は要注意

○ポイント3:子どもを尊重しすぎない

「あなたはどうしたいの?」「あなたが好きなようにしていいのよ」「あなたが決めていいのよ」

いまどき、そんなふうに、いつも子どもを尊重しているお母さんは多いと思います。だけど、実はこれは要注意!

もしも、あなたが会社の上司に「君の好きなようにしていいんだよ。すべて君が決めて動いていいから」と言われたら、どう感じますか? ほとんどの人が不安になるはずです。

子どもも同じです。

子どもの世界はとても狭いです。まだまだ知識も少なく、判断力も育っていないなかで、「あなたが決めていいのよ」と言われても、不安になるだけです。