航空会社の職員が渡航歴を細かくチェック

そこには10人ほどのエルアル・イスラエル航空のスタッフと日本人の通訳が2名いました。乗客に直接尋問するのはエルアル・イスラエル航空の職員が必ず行います。この日の乗客は、ほとんどがイスラエル人だったので割とスムーズに流れていましたが、外国人の乗客は徹底的に調べます。

成田発の便なので日本語通訳がサポートしてくれますが、基本的に全て英語で大量の質問をされます。質問に答えられない場合は、最悪搭乗を拒否されます。

まずは、パスポートのスタンプページに押されているスタンプを、一つひとつチェックされ、当時の渡航理由などを聞かれました。さらに自己申告で過去1年以内に訪問したことがある国を用紙に書いてくれと言われました。スタンプレスの訪問国を把握するためだと思いますが、かなりめんどくさいです。後から虚偽がバレると、大変なことになる可能性があるので正直に書きました。

スタンプ付きのパスポート
写真=iStock.com/Bet_Noire
※写真はイメージです

次は持ち込み荷物を徹底的にチェック

大量にスタンプがある人ほど時間がかかる可能性があります。イスラム教がメインの国のスタンプがある場合は、さらに根掘り葉掘り聞かれます。私はマレーシアやインドネシアのスタンプがあったので、身内や知り合いにイスラム教徒の人はいるか? と聞かれました。オマーンやUAE、カタールなどの中東国訪問履歴についても、現地で誰と接触したのかなど聞かれました。

また、タイと韓国の入国スタンプが異常に多いけど、なぜなんだ? としつこく聞かれて、高頻度で行くのか理由を細かく説明するように言われました。このインタビューだけで1時間以上かかりました。なんとかエルアル・イスラエル航空スタッフからOKをもらい、ようやくチェックインカウンターへ。

エルアル・イスラエル航空のスタッフによる厳しい荷物チェックです。全てスタッフがカバンを開けて中身をチェックします。預けるスーツケースはそこまで厳しく見られませんでしたが、持ち込みの荷物は全て一旦取り出して目視でチェックがありました。一つひとつ金属探知機で入念に調べています。それが終わればようやくチェックインカウンターでチケットの発券と荷物の預け作業を行い完了です。ここまでで相当メンタルがやられます。もう2度乗りたくないとこの時は思いました。

一連の検査でやたら監視している人がいるように感じました。エルアル・イスラエル航空のスタッフは制服を着ているので分かるのですが、おそらくイスラエル人のセキュリティの人が私服やスーツを着てウロウロしていて、取り調べ中に見張られていたのを覚えています。