一切報われない「無駄な努力」とは

「結果がどうであれ、精一杯がんばればいい」という考え方があります。

努力すること自体が尊いのだと言われると、確かにそうかな……という気がしてくるかもしれませんが、私はそうは思いません。「結果が出てこそ努力の意味がある」と思っています。

仕事やスポーツで勝ちたい、成功したい人は、努力の末に結果を求めなければなりません。結果が出なければ、すべての努力は無駄になってしまいます。

結果にこだわらない考え方は、「まあいいか」という気持ちを生み、せっかくの努力を途中でストップさせてしまいます。

もちろん、結果が出るまでに経験する苦労や失敗、挫折には大きな意味があります。なぜ失敗をしたのかを振り返り、冷静に分析することによって、大きな学びや気づきを得られるからです。

ただし、途中であきらめてしまったら、すべては「無駄な努力」に終わってしまいます。

つまり私が言いたいのは、「結果が出るまで、あきらめずに挑戦し続けよう」ということです。あきらめない限り、どんな努力も失敗も、無駄にはなりません。

発明家が持っていた「一番の才能」

パナソニック創業者の松下幸之助さんは、私のバイブルでもある本『道をひらく』の中で、このように語っています。

「100の事を行って1つだけ成功したとしたら、はたしてそれは失敗か、成功か。99の失敗に悲観して、チャレンジを止めてしまえば、まさに失敗。しかし1つの成功に希望を持ち、挑み続ければ、もう成功したも同然である。」

発明王のトーマスエジソンは、白熱電球を発明するまでに、1万回近くも失敗したといわれています。実際の回数には諸説あるようですが、いずれにせよエジソンは数えきれないほどの失敗をして、ようやく1回の成功にたどり着きました。

トーマス・エジソン(1922年頃)
トーマス・エジソン(1922年頃)(写真=Louis Bachrach, Bachrach Studios, restored by Michel Vuijlsteke/PD US/Wikimedia Commons

99回の失敗は、1回の成功で取り返すことができます。大事なのは、あきらめないことです。すごいことを成し遂げた人は、みな結果が出るまで努力を続けたから、「成功」したのです。「あきらめずに続ける才能」があったともいえるでしょう。

途中であきらめることさえなければ、「成功」はずっとあなたを待っていてくれます。